老朽化が進んだ小規模の水族館は、かつて最高で21万人あった入館者数が9万人まで低迷し、倒産の危機に直面していた。
その危機を救ったのが、偶然サンゴ水槽から見つかったわずか3mmのクラゲの赤ちゃん。
クラゲを展示することで人気を集め、クラゲ展示種類数世界一でギネス認定までされるまでになり、入館者数を取り戻すことに成功し、水族館は息を吹き返す。
そこには村上龍男館長の感動のストーリーがあります。
昨年は閉館前にぜひとも古い建物のうちに見てみたいと思い山形を訪問しました。
そこには懐かしい昭和の雰囲気の漂う水族館がありました。魚のいる水槽はどれも無機質なコンクリートの水槽。飾りの岩を買えず苦労していた館長のお話が思い出される。
建物は古いがクラゲは豊富な種類を展示しており、クラゲの成長の過程などを詳しく見る事ができる素晴らしい水族館でした。
そして、加茂水族館は真新しい水族館に生まれ変わりました。
近代的な外観と内装ですっかりキレイになっています。おっしゃれ〜!
他の水族館では当たり前だった、岩で飾られた立派な水槽になっていて嬉しい。
数々のクラゲの展示。
そしてクラゲの大水槽。
この大きな丸い水槽にたくさんのミズクラゲが入っており、幻想的で圧巻なのです。
ぜひ直接行って見てもらいたいです。
加茂水族館のショーはクラゲ給餌解説、アシカショー、ウミネコの餌付けのみで、以前とほぼ変わっていません。
クラゲ給餌解説は飼育員による解説と給餌、その後生きたクラゲに触ることが出来ます。
アシカショーは小規模ながら奇麗になった水槽で行われていますが、内容は笑いありのゆる〜い感じのショーです。無理に大きくしたりすることをしなくて良かったのだと思います。
クラゲレストランは新しい食器でリニューアルし、海の見えるキレイなレストランになりました。
クラゲ定食、クラゲラーメン、クラゲアイスなどのメニューでクラゲを楽しめます。
クラゲ定食は前回頂いたので、今回は刺身定食とクラゲラーメンを頂きました。
旧館は現在も残されており中のトイレが使用可能なので、中を覗いて来ました。水槽に生物はいませんが水が入っています。
古い建物は良い雰囲気ですね。レトロでしょうか、落ち着く雰囲気があります。加茂水族館の文字もかっこいい。この建物をクラゲの成功物語を語る施設として残してくれませんかね?
入り口付近にはケサランバサランとアオイガイの展示も残されていました。
今後どうなるのでしょうかねぇ。
新しくなった加茂水族館。これから50年先も発展し続けることを願います。
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